音楽にはリズム、ハーモニー(和音)、メロディーと大きく分けると3要素がありますが生徒さん達に何かを伝えたいときには例え話をよく引用します。今回はサッカーに例えてみましょう。
リズム⇒キーパー、DF
ハーモニー(和音)⇒MF
メロディー⇒FW
として考えてみます。
キーパーやDFにあたる部分は一番重要な部分でいくら点を取ってもディフェンスがザルならすぐ点を取り返され崩れてしまいます。音楽も同じでリズムがガタガタなら折角のハーモニー(MF)やメロディ(FW)も台無しになってしまいます。
次にMFに当たるハーモニー(和音)ですがこれはサッカーで言うと試合を組み立てる役割部分ですね。時には守備をし時には攻撃に参加するという位置かと。音楽に当てはめるならこのハーモニー部分で曲の印象を変えたりメロディーが際立つ様に和声付けをしたりとまさにその曲の行く方向をコントロールするものでもあります。
最後にFWですが音楽ではメロディーこそキングだと思っています。メロディーが美しい曲は一回聞くだけで記憶に残ります。試合を決定づけるFWの役割こそがメロディーの役割でもありますね。
このように考えると良いチーム(勝てるチーム)はこのバランスが絶妙なんですね。守りだけ凄くてもFWが点を取れないと試合には勝てないですしFWが何点とってもDFがザルなら試合には勝てません。
こういう例え話を交えながらレッスンすると皆さん音楽に対しての理解力が深くなってくると思うのですがいかがでしょう。