昔から大好きなギタリストの一人ですが最近、何人かの生徒さんがやっていまして再聴する機会が増えたのですが改めて
Blow by blowとWiredは名盤ですね。
もう曲つくりの段階からジャズのプラットフォームで曲作っていますからね。
通常スタンダートジャズとかは一例として曲の形式がAABAとかの構成で32小節1単位でテーマとして構成されそのテーマを弾いた後そのテーマの構成に従いそれぞれの演奏者達のアドリブが有りまたテーマに戻って曲が終わるって言うのが一般的です。イントロもエンディングも特に決め事無くその場その場で変化します。
逆にロックやポップス等の音楽はイントロがあってAメロ、Bメロ、サビ、間奏、Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、サビ、エンディングとか小節数もバラバラで各曲によって構成が大きく違います。
なのでロックやポップスは曲ありきで作られジャズで言う曲は単なる素材で全ての解釈は演奏者に委ねられると言う認識でほぼ間違って居ないと思います。
で、ジェフベックですがこのBlow by blowの時期に作られた曲はテーマ→アドリブ→テーマとなっている曲が多くギターソロこそロックギタリストなのでジャズの様にコードトーンの分解やTwo-fiveフレーズは皆無ですが実に素晴らしいメロディ展開と表現力で更に好きになりました。
こういうのって若いころは雰囲気でなんかカッコいいなぁ~位にしか感じなかったものですが音楽力が上がるにつれその素晴らしさに気づくこともできる様になるのでまた聞こえ方が変わりますね。
ビートルズもそうですがなんか良い音楽はスルメイカみたいです。噛めば噛むほど味が分かるみたいな(笑)